解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午後:第41問

ME機器の保守点検で正しいのはどれか。

1: 外観点検は機器に手を触れずに目視で行う。

2: 作動点検は患者に使用する前までの点検のことをいう。

3: 安全性点検は機器のオーバーホールを含む。

4: 性能点検は機器の定性的試験のことをいう。

5: 故障点検は故障原因究明を目的とする。

医療法や医薬品医療機器等法には、「保守点検とは、清拭、校正、消耗部品の交換等をいうものであり、解体のうえ点検し、必要に応じて劣化部品の交換等を行うオーバーホールは含まない」と記載されている。
(点検項目による分類)
 外観点検:目視あるいは手で触れながらME機器やコードなどの状態確認を行う
 作動点検:ME機器の基本的な作動状態の点検を行う
 機能点検:ME機器の性能(感度、周波数特性など)及び安全性(漏れ電流、アラーム作動)の点検を定量的に行う
(点検時期による分類)
 日常点検:外観点検、作動点検
      始業点検:使用前、機器の安全性や基本機能の確保
      使用中点検:使用中、機器が安全かつ効果的に作動しているかの確認
      終業点検:使用後、安全性の低下や性能等の問題点確認、患者の状態観察、機器の点検
 定期点検:外観点検、作動点検、機能点検
      ME機器の故障や事故を未然に防ぐために周期を定めて行う全般的な点検
 故障点検:使用中に故障が発見された際に行う原因究明のための点検

1:外観点検は、目視あるいは手で触れながらME機器やコードなどの状態確認を行う。

2:作動点検は、ME機器の基本的な作動状態の点検を行うもので、使用前の点検だけでなく、使用中点検、終業点検、または定期点検においても行われる。

3:医療法や医薬品医療機器等法には、「保守点検とは、清拭、校正、消耗部品の交換等をいうものであり、解体のうえ点検し、必要に応じて劣化部品の交換等を行うオーバーホールは含まない」と記載されている。

4:性能点検は、保守点検業務の定期点検で行う点検である。

5:正解。故障点検は、使用中に故障が発見された際に行う原因究明のための点検である。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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